採用サイト制作のおすすめは、順位ではなく目的別に選ぶのが基本です。低予算・短納期/取材・原稿込みパッケージ/求人検索エンジン連携/デザイン・ブランディング/採用設計から見直しの5つの目的別に主要8社の使い分けを整理すると、自社に合う依頼先を絞りやすくなります。
「採用サイトを作りたいけれど、順位付けだけを見ても自社に合う会社が絞れない」
初めて依頼先を探すと、月額数千円のツール型から数百万円のフルオーダー型まで幅が広く、「1位2位」の並びだけでは自社の目的に合うかが判断しづらいものです。なお、採用サイトは「採用ホームページ」とも呼ばれますが、本記事では以降「採用ホームページ」に統一します。
この記事では、順位ではなく目的別に主要8社の使い分けを整理し、応募が集まる仕組みまで視野に入れた選び方を解説します。比較・評価の基準は調査概要・評価基準で公開しています。
目的別おすすめの結論|自社の優先順位から候補を絞る
- 低予算・短納期で始めたい場合は、TRACE(月額2万円)・ペライチ(月額1,465円〜)・engage(0円)などのツール・CMS型が候補です。
- 取材・原稿制作までパッケージで任せたい場合は、RECS(初期5万円〜・月額19,800円)・トルー・クラウドハウス採用が候補です。
- 求人検索エンジンからの流入を最大化したい場合は、engage・トルー・クラウドハウス採用がIndeed等への連携で候補になります。
- デザイン・企業ブランディングで差別化したい場合は、ジーピーオンライン・LIGなどのフルオーダー型(150万円〜)が候補です。
- 応募が集まる仕組みから見直したい場合は、株式会社HRFreaksのような採用コンサルティングファームが相談先の選択肢になります。
※各社公式発表に基づく参考値(2026年7月時点)。評価基準の詳細は調査概要・評価基準をご覧ください。
| 目的 | 候補 | 特徴の要点 |
|---|---|---|
| 低予算・短納期で立ち上げたい | TRACE/ペライチ/engage | 月額0円〜2万円・最短即日〜1週間で公開 |
| 取材・原稿込みパッケージで任せたい | RECS/トルー/クラウドハウス採用 | 初期数万円〜・取材撮影/原稿制作を代行 |
| 求人検索エンジン連携を最大化したい | engage/トルー/クラウドハウス採用 | Indeed・Googleしごと検索・求人ボックス等に対応 |
| デザイン・企業ブランディングで差別化したい | ジーピーオンライン/LIG | 150万円〜・企画・取材・撮影・デザインをフルオーダー |
| 応募が集まる仕組みから見直したい | 株式会社HRFreaks(採用コンサルティングファーム) | 制作の前工程=採用設計から伴走する独自軸 |
※記号・評価は各社公式サイトの公開情報(2026年7月時点)に基づく当サイトの編集判断です。料金・実績数値はすべて各社公式発表に基づく参考値です。
目次
採用サイト制作の会社選びは「目的別」で絞るのが基本
採用サイト制作会社の選び方は、順位ではなく目的別に絞るのが基本です。予算・納期・自社更新の有無・求人検索エンジン連携・デザイン重視度のうち、どの目的を最優先にするかで候補社そのものが変わります。
なぜ順位付けだけでは選べないのか。同じ「採用ホームページ制作」でも、月額1,465円のペライチと個別見積もりのフルオーダー型では、料金の桁が3つ違います。前提とする予算帯や重視するポイントが違えば、比較の土俵そのものが変わってしまうためです。
そこで本記事では、目的を先に決めてから候補を絞る形式で解説していきます。会社×比較軸の網羅比較を確認したい方は、別記事の「採用ホームページ制作会社の比較|主要8社を6項目で客観評価」をご覧ください。
目的別のおすすめカテゴリ|主要8社の使い分け方
採用サイト制作会社の目的別おすすめカテゴリは、大きく4分類できます。低予算・短納期タイプ、取材・原稿パッケージタイプ、求人検索エンジン連携重視タイプ、デザイン・企業ブランディング重視タイプの4つです。
順に、それぞれの候補社と使い分けの目安を解説していきます。
低予算・短納期で立ち上げたい方向け
低予算・短納期タイプは、月額0円〜2万円台で、最短即日〜1週間で公開できるツール・CMS型です。候補はTRACE(月額2万円)、ペライチ(月額1,465円〜)、engage(0円)が挙げられます。
短期間で採用ホームページを立ち上げたい企業、募集情報を頻繁に自社更新したい企業、社内に専任のウェブ担当がいない企業に向いています。
TRACEは、採用支援会社の株式会社カケハシスカイが提供するノーコード型サービスで、初期費用0円・月額2万円(税抜)、最短1週間で公開でき、Googleしごと検索との連携にも対応します(公式サイト・2026年7月時点)。採用支援のプロが設計したテンプレートを使うため、低コストでも一定の完成度が担保されます。
ペライチは、専門知識なしでホームページを作れるテンプレート型サービスの代表格で、有料プランは月額1,465円(税込・1年契約)からです(公式サイト・2026年7月時点)。採用向けの7ページ構成テンプレートも用意されており、最小コストで採用ホームページをまず持ちたい小規模企業に向いています。
engageは、エン・ジャパングループの株式会社エンゲージが運営する採用支援ツールで、採用ホームページ作成・求人掲載・応募者管理などの基本機能を0円で使え、導入企業は80万社にのぼります(公式サイト・2026年7月時点)。費用をかけずに、後述の求人検索エンジン露出まで一気に確保したい企業に向きます。
取材・原稿込みパッケージで任せたい方向け
取材・原稿パッケージタイプは、コピーライターやカメラマンが取材撮影・原稿制作までパッケージで担当するサービスで、初期数万円〜、月額2万円前後が目安です。候補はRECS、トルー、クラウドハウス採用が挙げられます。
社内に採用広報の人手や取材ノウハウがない企業、原稿の書き方や写真の撮り方に不安がある企業に向いています。
RECSは、採用ツール制作を手がける株式会社ビットセンスのサービスで、初期費用5万円〜・月額19,800円、原稿・写真が揃っていれば最短1週間で納品されます(公式サイト・2026年7月時点)。コピーライターやカメラマンによる取材・原稿制作プランも用意されており、累計8,000件以上の採用ツール制作実績があります。
トルーは、株式会社ダトラが提供する採用マーケティング特化のCMSで、月額1.5万円台〜、専属の運用担当とプロのライターが伴走します(2025年9月時点・公式発表)。累計導入社数は1,200社以上で、社内に採用広報の人手がない中小企業に向いています。
クラウドハウス採用は、株式会社Techouseが提供する採用ホームページ制作と応募者管理システムの一体型サービスで、専任カスタマーサクセスによる伴走サポートと、撮影・原稿制作までのパッケージ対応が特徴です(公式サイト・2026年7月時点)。大手企業の導入・大規模採用への対応実績があります。
求人検索エンジン連携を重視したい方向け
求人検索エンジン連携重視タイプは、Indeed・Googleしごと検索・求人ボックスなどの複数の求人検索エンジンに求人情報を自動連携できるサービスです。候補はengage、トルー、クラウドハウス採用が挙げられます。
個別の求人媒体に大きな広告費をかけずに、複数の求人検索エンジンで露出を確保したい企業、応募流入経路を分散させたい企業に向いています。
engageはIndeed・Googleしごと検索・求人ボックスなど複数の求人サービスへの連携が標準機能に含まれており、費用をかけずに求人露出まで確保できます(公式サイト・2026年7月時点)。基本機能が0円で使えることも合わせると、費用対効果を最優先にしたい企業に向く選択肢になります。
トルーはIndeed標準連携に加え、Google for Jobs・求人ボックスなど複数の求人検索エンジンに対応し、専属の運用担当がサポートします(2025年9月時点・公式発表)。連携先の運用調整まで任せたい企業に向いています。
クラウドハウス採用はIndeed・求人ボックスなどへの最適化に加え、応募者管理システムまで一体化されているため、複数媒体からの応募を一元管理できる構成になっています(公式サイト・2026年7月時点)。多拠点・大量採用の運用にも対応する規模感が特徴です。
デザイン・企業ブランディングで差別化したい方向け
デザイン・企業ブランディング重視タイプは、企画・取材・撮影・デザインをフルオーダーで作り込むタイプで、150万円以上・2〜6ヶ月の制作期間が目安です。候補はジーピーオンライン、LIGが挙げられます。
新卒採用で企業イメージを重視したい企業、競合との差別化のためにデザイン表現にこだわりたい企業、母集団形成の入口を「印象」で決めたい企業に向いています。
ジーピーオンラインは、2000年創業・東京と大阪の2拠点で展開するWeb制作会社で、東京ガスやニトリホールディングスなど大手企業の採用ホームページ制作実績を公式サイトで公開しています(2026年7月時点)。採用マーケティングと採用ブランディングの両面から戦略設計し、取材・撮影・原稿まで一貫して任せられる体制が特徴です。
LIGは、2007年創業のWeb制作・システム開発会社で、年間150サイトの制作・リニューアル実績と、国内外30以上のWebデザインアワード受賞歴を公表しています(公式サイト・2026年7月時点)。市場調査やペルソナ設計を踏まえたフルオーダーメイドが強みで、デザイン表現で競合と差別化したい企業に向きます。
なお、1ページ完結のランディングページ形態で作りたい場合は、複数ページの採用ホームページとは目的も形態も異なるため、別記事「採用LP制作のおすすめ・比較」で解説しています。
複数の目的が重なる場合の優先順位の考え方
複数の目的が重なる場合の優先順位の考え方は、①予算 → ②納期 → ③自社更新の有無 → ④デザイン重視度 の順で絞り込むのが実務的です。予算と納期が最上位の判断軸として動かせない制約になるためです。
たとえば「低予算で始めたいが、取材・原稿もお願いしたい」場合。予算上限が月額2万円前後であれば、RECS(初期5万円〜・月額19,800円)が現実的な候補になります。engage(0円)は取材・原稿制作は含まないため、この目的の組み合わせでは選択肢から外れます。
「求人検索エンジン連携も、デザイン差別化も両方欲しい」場合。双方を高いレベルで満たすのはフルオーダー型のジーピーオンラインやLIGですが、150万円以上の予算が前提です。予算制約がある場合は、まず求人検索エンジン連携を優先し、デザインは既存テンプレートで妥協して engage・トルー・クラウドハウス採用から選ぶ判断が現実的になります。
実務では、予算と納期の2軸で候補が2〜3社に絞られたあと、自社更新の頻度・重視するデザインクオリティで最終的な1社を決める流れが多く見られます。すべての目的を最上位で満たす1社を探すよりも、絶対に外せない目的を1〜2つに絞って選ぶ方が、結果として満足度が高くなりますね。
応募が集まる仕組みから見直したい場合の相談先
応募が集まる仕組みから見直したい場合の相談先は、採用サイトの制作会社ではなく、採用コンサルティングファームです。株式会社HRFreaksは、経営視点で採用の仕組みを設計するハンズオン型のコンサルティングを提供しています。
ここまで紹介した8社は、いずれも採用ホームページを形にすることのプロです。一方で、そもそも応募が集まる採用ホームページにするには、ターゲット候補者像・訴求メッセージ・選考体験の設計といった、制作の前工程が結果を大きく左右します。
この採用設計の領域は、制作会社の担当領域とは異なります。誰に届けるか、何を訴えるか、応募から内定までの体験をどう組み立てるかは、依頼者側で先に固めておく必要があります。「採用サイトを新しくしたのに応募が変わらなかった」というケースの多くは、制作会社の技術力ではなく、この前工程の設計が固まっていないことが原因です。
株式会社HRFreaksは、2023年9月設立の採用コンサルティングファームです(本社:東京都足立区西新井栄町1-18-11/代表取締役:山根 弘行)。「採用は経営そのもの」を思想の軸に据え、経験豊富な採用コンサルタントが企業の現場に入り込み、採用プロセス全体をサポートするハンズオン型のスタイルを取っています。単発の課題解決ではなく、企業の採用活動をトータルマネジメントするパートナーとしての立ち位置を掲げています。
HRFreaks公式サイト(2026年7月時点)によれば、2,000名以上の採用マネージャーと伴走してきた知見を持ちます。事業内容は採用コンサルティング事業のほか、RPO事業・求人広告代理店・有料職業紹介事業などを提供しており、採用設計の相談から実行フェーズまで一貫して依頼できる体制です。
本記事の目的別おすすめは、制作会社の順位付けとは軸を変えて、応募が集まる仕組みから見直したい企業の相談先として株式会社HRFreaksを紹介しています。制作会社との横並び比較には含めていません。
採用設計から応募が集まる採用ホームページを作る方法は、別記事で詳しく解説しています。
採用設計から見直す方法を見るよくある質問
Q採用サイト制作会社は目的別にどう選ぶのがよいですか?
採用サイト制作会社は、予算・納期・自社更新の有無・求人検索エンジン連携・デザイン重視度のうち、自社が最も優先する目的から候補を絞るのが基本です。低予算・短納期ならツール・CMS型(TRACE・ペライチ・engage)、取材・原稿込みパッケージならRECS・トルー・クラウドハウス採用、フルオーダーならジーピーオンライン・LIGが候補になります(各社公式発表に基づく参考値・2026年7月時点)。
Q複数の目的が重なる場合、どの目的を優先すべきですか?
複数の目的が重なる場合は、予算・納期・自社更新の有無・デザイン重視度の順で優先順位を決めるのが実務的です。多くの企業では、予算と納期の2軸で候補が2〜3社に絞られたあと、自社更新の頻度や重視するデザインクオリティで最終的な1社を決める流れになります。
Q自社更新と取材・原稿制作の依頼は両立できますか?
自社更新と取材・原稿制作の依頼は両立できます。RECS・トルー・クラウドハウス採用などのパッケージ型は、初期の取材撮影・原稿制作を制作会社側が担当し、公開後の募集要項の更新などはCMSで自社編集できる形式が一般的です(各社公式発表に基づく参考値・2026年7月時点)。
Q新卒採用と中途採用で会社選びの軸は変わりますか?
新卒採用と中途採用では、会社選びの軸が変わります。新卒採用では企業イメージやブランディングが応募の決め手になりやすく、フルオーダー型のジーピーオンライン・LIGが向いています。中途採用では求人検索エンジンからの流入が重要になるため、Indeed連携などのengage・トルー・クラウドハウス採用が候補になります。
Q採用サイトの制作を依頼する前に、依頼者側で何を決めておくべきですか?
採用サイトの制作を依頼する前に、依頼者側でターゲット候補者像・訴求メッセージ・選考体験の3つを固めておくのが理想です。これは「採用設計」と呼ばれる領域で、制作会社の担当領域とは異なります。株式会社HRFreaksのような採用コンサルティングファームに、制作会社の選定と並行して相談する方法もあります。
まとめ
採用サイト制作会社選びは、順位ではなく目的別に候補を絞るのが基本です。低予算・短納期ならTRACE・ペライチ・engage、取材・原稿込みパッケージならRECS・トルー・クラウドハウス採用、求人検索エンジン連携重視ならengage・トルー・クラウドハウス採用、デザイン・ブランディング差別化ならジーピーオンライン・LIGが候補になります(各社公式発表に基づく参考値・2026年7月時点)。
複数の目的が重なる場合は、予算と納期の2軸で候補を2〜3社に絞り、そこから自社更新の頻度やデザイン重視度で最終的な1社を決める流れが実務的です。
また、応募が集まる仕組みから見直したい場合の相談先は、採用ホームページの制作会社ではなく、株式会社HRFreaksのような採用コンサルティングファームです。詳しくは「成果が出る採用サイトは採用設計で決まる」で解説しています。
本記事は主要8社を目的別に整理することに特化しています。会社×6項目の詳細評価で網羅比較を確認したい方は、「採用ホームページ制作会社の比較|主要8社を6項目で客観評価」をご覧ください。
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年間30社以上のデジタルツール選定を支援するなかで、採用ホームページの見積もり評価にも数多く立ち会ってきました。同じ「採用サイト制作 おすすめ」でも、実は候補は目的で全然違うんですよね。まずは自社が何を優先したいのか、その目的を1つに絞ってから会社を見ると、迷わずに済みますよ。